Windows Subsystem for LinuxのUbuntuでuim-mozcを使う
Windows Subsystem for Linux(WSL)が正式版になって、晴れてWindowsでmikutterが普通に使えるようになりました。
しかしながら、WSLではfctixやibusと言った最近のインプットメソッドが動作しません。
なので、ちょいと古めのuimとAnthyの組み合わせで使っていたのですが、このAnthyの変換精度がどうも微妙。
できればmozcの様な今どきの変換エンジンを使いたいなと。
実は、Ubuntu(と言うかDebian)にはmozcをuimで使うためのパッケージuim-mozcが存在します。
でも、uim-mozcは14.10(Utopic)でいったん廃止され(バグでも見つかった?)17.04(Zesty)で復活してる感じなので、WSLのUbuntuである16.04(Xenial)にはそれが存在していないというのが現実です。
この日曜日にいろいろ試して、Zestyからuim-mozcを借りてくることに成功したので、手順を書いておこうと思います。
aptの設定ファイルの調整
お好きなviで2つのファイルを新規作成しましょう。
/etc/apt/sources.list.d/zesty.list
zestyのリポジトリを検索対象に加えます。
deb http://ja.archive.ubuntu.com/ubuntu zesty main universe
/etc/apt/preferences.d/zesty
名指しで指定した場合のみzestyのパッケージを採用する様に優先度を調整します。
Package: * Pin: release n=xenial Pin-Priority: 990 Package: * Pin: release n=zesty Pin-Priority: 90
いつものアレ
apt-getでパッケージのデータベースを更新しておきます。
apt-get update