一足お先にCloudCore VPSにDebianを導入してみた
\945ながらも圧倒的なスペックを誇るCloudCore VPS。
その広大な100GBの小宇宙にzfsを構築して、圧縮&重複排除なバックアップ場所として使うことにした。
の。で。す。が!
この鯖にはext3パーティションが一個だけ。
もちろんアンマウントできなくてresize2fsでのリサイズ不可。
困った。zfsパーティションが作れない。。。
さらにはさくらのVPSで流行った?Windowsインストール合戦とか言う遊びもできない。
何このやったら広いだけの小宇宙?
ので、何とかすることにした。
要はHDD以外からOSを起動して、マウントされてないパーティションをリサイズなりなんなりすれば良い。
でも、光学ドライブやUSBなんてものは当然なくて、ネットワーク(PXE)も不可。詰んでるじゃんorz
あ、そうだ。
linuxのカーネルと初期イメージ(initrd or initramfs)は、起動時にRAM上にロードされる。
(その後、初期イメージ内のスクリプトでHDDとかファイルシステムのドライバをロードしてマウント。HDD上のinitに処理を移す。)
この動きを利用して、初期イメージにシェルとパーティション操作アプリを入れればHDDがいじれる!
そこまで考えてWebを漁ったら、我らがDebianさんがinitrd形式のインストーラを公式で配ってはりました!
ftp://ftp.debian.org/debian/dists/stable/main/installer-amd64/current/images/netboot/debian-installer/amd64/
(元々はpxeブート用みたい?)
パーティション切り直しのついでに、博士が愛したDebianをインストールできるなら超本望。
早速これをプレインストールのCentOSに仕込んでみます。
カーネルと初期イメージのダウンロード
作業は管理画面のリモートコンソールから行います。
まずはカーネルと初期イメージをダウンロードしてそれっぽいところに配置します。
# wget ftp://ftp.debian.org/debian/dists/stable/main/installer-amd64/current/images/netboot/debian-installer/amd64/* # mv linux initrd.gz /boot/