もぐてっく

人は1つ歳をとるたび、1ビットづつ大きくなれると信じてた。

高機能Wiki GROWIをインターネット接続に制限がある環境で使う


GROWIは高機能なWikiシステムです。 社内のredmineやGitBukketなんかのおまけWikiにナレッジとかプロジェクトの決定事項を書きなぐっていたけど、階層構造とかタグとかで整理しないと収拾がつかなくなった。的な状況に最適だと思います。

f:id:moguno:20210331031540p:plain

一番お手軽なのがSaaSクラウド版。

growi.cloud

さらに、オンプレミスのサーバにdocker-composeや生でインストールすることもできます。特にdocker-compose版はコマンド一発で終わるのでお勧めです。

オンプレ版の注意点としては、GROWIはデフォルトでは自身の画面を描画するためのcssJavascriptライブラリをインターネット上のコンテンツ配信ネットワーク(CDN)から取り寄せるため、クライアントがインターネットに出られない(or 閲覧できるサイトがガチガチにホワイトリスト管理されている)環境では使用できません。

しかしながら公式から「CDNを使わない版」のdockerイメージが提供されているので、そちらを使ってインストールをすればよいです。

今回はそんな「CDNを使わない版」のGROWIのインストール方法を解説します。

手順

公式のdocker-composeインストーラをcloneする

https://github.com/weseek/growi-docker-compose

CDNを使わない版イメージができるようにDockerfileを書き換える

FROM weseek/growi:4-nocdn ←:4を:4-nocdnに書き換える
LABEL maintainer Yuki Takei <yuki@weseek.co.jp>

ENV APP_DIR /opt/growi
…

アクセス制限を解除する

docker-compose.yml

version: '3'

services:
  app:
    build:
      context: .
      dockerfile: ./Dockerfile
    ports:
      - 3000:3000  ←127.0.0.1:を削除
    links:
…

インストール&実行

docker-compose up -d

これで完了です。http://インストールしたサーバ:3000でアクセスできるはずです。

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